ワタシは文学がすきなんだ
本当に好きなんだ
では
文学とは?
文字を学ぶコト?
でも
それともどうも違うような気がする
文字から発せられる匂い
そのとき
その場所で
彼らが作り出した匂い
それがすきなんだ
昔は私小説が大嫌いだった
デカダン?はぁ?
無頼派?はぁ?
うんざり
うんざりした
若かりし頃
なにも知らなかった頃
自分の生活を暴露し
ヒトを傷つけ
どうみたって
自分だけ1人勝ちしてるようにも思える
男の作家たちの
利己主義的
自堕落だったら
何をしてもいいんだろという
甘い
甘い
バカな考え
それで
外国文学ばかりよんでいた
そちらの方が
関係ないところの
おとぎ話のように思えたから
でも
今は
どうかしら
自分も
すっかり
汚れてもいるし
腐ってもいるから
そして
いろんなところで
いいわけもして
ヒトのせいにもして
生きて
きたから
その匂いが
におうように
なった
せいれんけっぱくなヒトほどおもしろくないものはない
でも
しんじつ
せいれんけっぱくだけのヒトは面白いとおもう
今のこの時期だからこそ共有しあえるあの人たちの時間
タイムスリップして、その場所の花になり
ながめてみたいとおもう
SAKURAKO